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音楽と花と美しいものをこよなく愛す*るる*の日常です。日記も兼ねているので、たまに根暗なことや精神論を書くと思いますが、適当に読みとばしてくださいね。


by rurulilac

だらだら日記

今日のBGMはラフマニノフのピアノ協奏曲。クラシックは季節感があると私は思う。夏に聞きたい曲、秋に聞きたい曲・・っていうのがある。
バッハのブランデンブルク協奏曲は春のすがすがしい気分で聞きたいし、チャイコフスキーのある偉大なる芸術家の思い出は秋、くるみ割り人形はクリスマス(これはバレエがその時期にある影響かな)。
ま、クラシックじゃなくても、ハワイアンは暑い夏に聞きたいとか。

ラフマニノフのピアノ協奏曲は秋か冬だ。結局秋か冬に聞きたい曲っていうのは、なんというか人生の苦悩みたいな、胸の奥が苦しくなるような曲が多い・・・ということは秋や冬というのは切ない季節なんだと思う。

この曲は年越しの番組で小山実稚恵さんが弾いていた。
小山さんのコンサートは2回行ったことがある。
私のふるさとは超田舎だが、そんな田舎でコンサートを開いてくれていたなんて、とてもいい人だ。
1回はサロンのような狭いところでトークも交えて。まだ私が中学くらいのときで、小山さんはとても美しくて、初々しく澄んだピアノを弾いていた。手の震えのようなものまで見えるくらいの距離で聞いた黒鍵のエチュードは忘れられないなー。。。

ところで私は年末やっとショパンの華麗なる大円舞曲が終わり、新しいショパンのワルツを弾いている。華麗なる・・・は、最近0から譜読みなんてしてなかったから超大変で、ひーひー言いながら譜読みした。土日しかちゃんと練習できないのでかなり時間がかかった。
だいたい、曲が長いと集中力がなくなって、途中から違う考え事をしながら弾きそうになる始末。

新しいワルツはたぶん昔弾いたことがあるのかそんなに大変じゃない。
これが終わったら、戦場のピアニストのテーマになっていた、おもーいショパンの曲を弾くことになっている。それこそ0からの譜読みだ。
その曲を聞くと、戦場のピアニストを思い出して、そしてアメリカのホロコーストミュージアムを思い出して、とてもとても暗く辛い気分になる。でも冬にそういう曲を弾くというのはいいのかもしれない。やっぱりそういう表現はそういう気分のときにしかできないから。
夏に弾けつったって無理な話だ。早く今のワルツを終わらせねば、春になってしまう。

明日から田舎に帰省する。今回夫は連れて帰らないので、久々に1人でのんびりしようと思っている。ピアノを弾いたり音楽を聴いたり。ぼけっとしてこよ。
そして、近所のゆーめーなところに初詣に行ってこよ。
いい空気たくさん吸って戻ってこよっと。
by rurulilac | 2006-01-07 00:10 | 音楽