人気ブログランキング | 話題のタグを見る

音楽と花と美しいものをこよなく愛す*るる*の日常です。日記も兼ねているので、たまに根暗なことや精神論を書くと思いますが、適当に読みとばしてくださいね。


by rurulilac

声楽

発表会+友達の結婚式で歌う曲は、日本語訳で「私の好きなお父さん」という曲です。
やっぱり歌詞の意味は知っていなけりゃならんだろう、とういことで、イタリアに在住の我が友に訳してもらったところ・・・・

(親愛なる?)お父さん
彼が好き、彼はとてもハンサム
ポルタ・ロッサ(「赤い扉、あるいは門」の意。どっかの店の名前?)に行って
指輪を買いたい
早く行きたい
もしこの恋が報われなければ
ポンテ・ヴェッキオ(有名なフィレンツェの橋ですね)へ行って
アルノ河に身を投げる
私は悩み、苦しい
神様、私は死にたい
お父さん、お願い、お願い

(訳詩の著作権はMr.Sに帰属します)

いや~、さすがイタリア有名大学所属の友達、見事な「直訳」です。(笑)

ショック・・・。
早く訳詩を見なかった私がいけないのですが、「私の大好きなお父さん」ということで、愛するお父さんを歌った詩なんだと思っていた私は、慈愛というか、そういうものを考えながら歌ってました。でもこんな超ラテンな愛の歌だったとは・・・・。
狂おしく歌わなきゃいけなかったのね・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「私は死にたい」のところは、死ぬという単語はわかったのですが、勝手に「私が死ぬまで見守っていてねー」みたいな詩だと、何の根拠もなく解釈してたわ・・。


今日は発表会前の最後のレッスンでした。
なのに、この間の伴奏あわせの時の伴奏を、先生はよっぽど気にいってなかったらしく、その話で大盛り上がりしました。
技術はあるけど、曲の解釈が違っていることに全く納得していないようです。伴奏者も先生なのでそんなに注文もつけられず、すごく疲れて、家に帰っても落ち込んだとのことです。
私としてはイメージは違うなーと思ったけど、自分がいっぱいいっぱいということと、伴奏つけてもらうんだし音間違ってないし、いっか、とさほど気にしてなかったので、そんなに悩みこむ先生は、さすが芸術家だなと思いました。

何が違うと思うか?と聞かれたので、技術的にはペダルの踏み方と間のとり方が違うと応えたところ、先生が、あの伴奏の弾き方と、私達(共犯にされている)が思うところの曲のイメージを試しにどちらも弾いてみて。。。というので、なぜかピアノを弾かされるはめになって、「伴奏の先生風」と「我々共犯者のイメージ風」というのを弾いてみました。
すると、さらに先生が興奮しはじめて、「やっぱりそうよね!!!!」、このままでは納得できない。。。どうしよう。。うーーーん。。と悩みはじめました。

その後、なぜか、こういうイメージで弾いてほしいという伴奏をシミュレーションさせられて、結局ほぼ声楽の練習ができませんでした・・・・・・・・・・・・。

先生の興奮ぶりに笑いすぎて声がでなくなり、そんなことで、今日は練習もしないで、21:30まで先生と音楽談義をしたのでした・・・。
とりあえず、カドをたてずにわかってもらうにはどうしたらよいか?と真剣に悩んで質問するので、「いまさらだけどCDを参考までに持ってきました」といって渡せば、いくらなんでもわかるんじゃないか?と提案し、実行してみるようです。笑。
by rurulilac | 2005-12-13 23:27 | 日記